お問い合わせ、取り置き・通販
LINE 電 話 メール ネットショップ

2024年4月6日(土)より花見だんご、発売開始です

パチンコメーカー 西陣 自主廃業と聞いて…

2023年3月1日、パチンコメーカー西陣が自主廃業することをホームページで発表したそうで、私はラジオのニュースを聞いて知りました。
私は、パチンコはしないんですが当時仕事の一環で、麻雀物語(1991平和)、ブラボーキングダム(1992平和)なんて台を上野アメ横のパチンコ店でやってました。

過去を振り返れば1990年代に千代田区外神田(秋葉原)にあった基板やプログラムの開発会社に勤めていて、西陣のパチンコ台「ビアホール」のメイン基板のプログラム開発を任されることになり、1992年3~4月頃に仕様打合せに始まり、ハードウェア設計と試作基板発注(3~4週間で仕上がって来ていた印象)、試作基板を使って5月頃にプログラムソースを書き続け、6月12日付でROM内ソースコードが確定、実機試打、15kV程度の静電気試験など電気的特性試験が繰り返され無事開発が終了しました。
その後、保通協の審査を受け、1993年パチンコ店に供給開始でした。
バブル景気の余韻が残る会社で、税金対策で4~5千万のポルシェを2台所有していたリ、残業しながら缶ビールご馳走になったりと、ゆる~い感じの良い時代でした。

どんなパチンコ台かは、こちら西陣パチンコ台ビアホールから見てください。


開発した時のプログラムソースの一部(ROM内タイトル部分)を写真アップしておきます(ROMから逆アセンブルして解析したものではない)。
写真の解説
左の857~908の数字は行番号、
「;」の行はコメント行として使用、
「ERRFG」などこの部分はラベル名、
その右の「DS」は1Byte(バイト)の領域確保。
「PAGE」は印刷時の改ページ、
「NAME」はラベル名、
その右の「EQU $」は「= $」と同義、現在のアドレス数字代入
「FCB」は1Byteの値設定
「ORG」はoriginの略で、ROM先頭アドレス設定
「FDB」はdoubleByte(2バイト)の値設定
写真のコメントで、
「使用RAM領域の最上位アドレス」は計算作業領域の領域定義
「ROM内タイトル」は、プログラムの名称と会社名、日付
「データテーブル」は、固定データ定義
以下、写真には無いですが、実際のプログラムと続きます。

ちなみに開発環境は、PC-9801VM、MS-DOS3.3、ソース書きのテキストエディタ―としてMIFES、試作基板は、両面エポキシ樹脂基板、CPUはモトローラMC6809、ROMは8か16kB、EP-ROMにデータを焼き、実機のマスコットやソレノイド、ランプ、パチンコ玉用ホールスイッチを接続した試作基板、CPUの代わりに岩崎のICEを差してリアルタイム動作解析して開発していました。

パチンコ,パチンコ開発,西陣,ビアホール,保1連チャン機,メイン基板,CPU,MC6809,アセンブリ言語,ソースコード,プログラム,解析,仕組み